おっさん理系商社マンのブログ

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「所詮サラリーマンだから」ってどういう意味? ~否定の枕詞~

 

「所詮サラリーマンだから」

 

という言い回しに聞き覚え、または心当たりはないでしょうか?これっていったいどういう意味なんでしょうか。

 

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※画像はイメージです

 

「所詮サラリーマンだから」の後に続く言葉としては、

 

~上司の命令には逆らえない

~自分では判断できない

サービス残業しなきゃならない

~冒険なんてできない

 

なんてのがありそうですね。どれも否定的です。

 

「所詮サラリーマンだから、上司の命令には逆らえないよ。」

 

と言われたら、私は迷わず、

 

「ほう。で、それは就業規則の第何条に書いてありますか?」

 

と聞くことにしています(笑)。いまどき、軍隊だってネットワーク組織化してるんですよ。サラリーマンは上司の命令に絶対服従ってどこをどうやったらそういう思考になるんでしょうか。

 

ちょっと古い記事ですけど、ご参考に。

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president.jp

いまや軍隊だって、異論があれば上官にしっかり意見を言うことが奨励されているのです。

 

そもそも、会社のピンチを救った人材ってどういう人だと思いますか?みなさんの会社にも、そういう社員がいると思うんです。その人を思い浮かべたとき、

 

「所詮サラリーマンだから、無理はやめておこう。」

 

というタイプの人でしたか?

 

違いますよね。

 

そうです、「所詮サラリーマンだから」という言い回しには、自己正当化責任回避の意味が含まれているのです。私はこれを勝手に、「否定の枕詞」って呼んでます。そう考えると、否定の枕詞ってたくさんありますよね。

 

「女だから」

「男だから」

「忙しいから」

「所帯持ちだから」

「病気もちだから」

「年だから」

「やったことないから」

 

あと軽く100個は思いつきそうです。ぜひオリジナルの否定の枕詞集を作ってみてください。A4の紙にびっしり書いてみましょう。そうやって、否定の枕詞を顕在意識に刷り込むのです。

 

そうすれば、思わず否定の枕詞が出てきたとき、自分で気づくことができます。気づくことができたら、すぐに意識を書き換えて前向きな言葉に変えて行きましょう。例えばこんな風に。

 

社員A「Bさん、例のプロジェクトの件、助けて欲しいんだけどどうかな?」

社員B「別件で忙しくてそれどころじゃ・・・」

    「・・・と思ったけど、何とか善後策考えてみるよ。明日の午後時間取れる?」

 

どうですか、これだけでだいぶ前向きになりますよね。

 

日々ちょっとした挑戦を重ねていきたいものですね。そうしていけば、ちょっとずつですが、自己効力感 (自分はできるという感覚、セルフエフィキャシー) が増して成長していけるはずです。

 

とはいえ、もしかしたらみなさんの中には、否定の枕詞なんて思いつきもしないし、書き出そうとしても無理だよ、という方がいらっしゃるかもしれません。その方は、強固な固定観念パラダイムにどっぷり浸かっているのかもしれません。そのときはあわてずにじっくり自分と向き合ってみましょう。

 

「象の足かせ」

 

という話をご存知ですか?小象のころから、杭と鎖でつながれた象は、大きく成長して簡単につながれた鎖を断ち切ることができるのに、決してそれをしないという話です。あなたは「象の足かせ」に囚われていませんか。

 

固定観念パラダイムについては、以前に書いた以下のブログもぜひご覧ください。

 

rikei-shoshaman.hatenablog.com

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。