会いたいならメールしてみたら? ~コールド・メールのすすめ~
最近はインターネットのおかげで各界で活躍するいろいろな方やベンチャー企業の情報が手に入るようになりました。挑戦している方の記事を読んで、お会いしたくなったり、このベンチャーもっとこうすればよいのに、と提案したくなったり、そんなときみなさんはどうしていますか?
私の場合、まず共通の知り合いがいないか確認します。最近はFaceBookの友達検索などでけっこうわかるので助かります。で、そういうつてがなければ、迷わず
メールします
それなりに有名な方なら、たいていネット上にアドレスがあります。もしくはFaceBookやTwitterのDMを使うこともあります。会社の場合は、ホームページの問い合わせ先にメールを送ったりもします。経験上50%くらいは返信があり、30%くらいは実際にお会いするアポイントを取るところまで行きつきます。
けっこう高い確率だなと思うのですがいかがでしょうか。こういう話をすると、周囲の反応はさまざまです。
「よく気楽に書けるね。返信がなかったら落ち込まないの?」
「いきなりメールするとか、やっぱ失礼じゃない??」
「DMとか軽すぎるのでは。代表番号に電話すべきだろう。」
どれも一理あるといえばあります。ただ、私はあまり深く考えずにメールしてみることにしています。だって、会って話したいなと思ったのですから、その気持ちの冷めないうちに行動したほうがよいですよね。メール出すだけですよ?スマホで記事を読んだ10秒後にはメールできるんですよ?
ただ、メールとはいえ、見ず知らずの方の時間に割り込むのですから、私なりに以下のことは注意しています。
- まず自己紹介をしっかり書く
- 次に数行で要点を伝える。特になぜ会って話がしたいのかを明確に表現する
- 詳しい内容を書きたければ、返信をいただいてからにするか、後半にまとめる
例えば以下のような感じです
〇〇様
はじめまして□□と申します。
突然のメールにて失礼いたします。
私、〇〇に取り組んでおりまして、〇〇様の△△に関する記事を拝見し感銘を受けるとともに、〇〇に関してご協力ができるのではないかと考えました。お忙しいとは存じますが、一度お話する機会をいただきたく、ご返信にてご都合をお聞かせいただければ幸いです。
なにとぞご検討のほどよろしくお願いします。
なお、〇〇に関するアイデアは以下にまとめてみました。
お時間があるときにお読みいただければと存じます。
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<アイデア説明>
ご参考になりますでしょうか。
余談ですが、私、電話は苦手です。それこそ、他人の時間に暴力的に割り込むような気がして。ですので、ほとんどの場合メールを使うようにしています。
こういうことはもう、十数年前からやっているのですが、後に、こういうメールのことを「コールド・メール」と呼ぶことを知りました。ハーバードビジネスレビューの記事でも扱われているのを見て驚きました。
さらに、私のことを力づけてくれたのは、TEDのプレゼンテーションです。ジャック・アンドレイカ少年は、画期的なすい臓がん検査のアイデアを実現するのに、コールド・メールを用いました。彼が何通のメールを送ったのか、ぜひプレゼンテーションを観てください。
彼に比べれば、1通のメールの返信がないくらい、どうしたというのでしょう。
新しいつながりを得るのに、ちょっとの努力をしてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございます。